骨折日記〜3週目


毎週水曜日は、通院日。3度目の台東病院。最初は病院の場所を探すのに必死だったり、病状が不安だったりして、なんだか必死の形相で病院への道を歩いていたんだけど、だんだん周りを見る余裕も出てきた。入谷のあたりって今まで歩いた事なかったんだけど、なかなか古い町並みが良い感じ。

酉の市で有名な鷲神社の前を通り過ぎると、台東病院。
今回レントゲンを撮ってもらったら、前回ちょっと下がっていた肩が、また良い位置に戻りつつあるみたいで、かなりホッとした。折れちゃった上腕骨もなんとかずれずにくっついてるし。一応は順調かも。診察後はリハビリ。今回は、腕を支えてもらって、どのくらい可動域があるか計りつつ、ちょっと腕を引っ張ったり動かしてもらったりした。今回と次回は、そうやって、理学療法士の方に腕を動かしてもらうリハビリになるみたい。で、その次からは自分でやる筋トレとかになっていくみたい。なんとか元通りに動かせるよう、頑張らないとね。

病院の帰り道、前回買ってみて美味しかった“石窯パン工房・グーテ・ルブレ”に寄った。ここのパン、全然知らなかったんだけど、とっても美味しい。ちょっとした通院の楽しみになりそう。まだまだ毎週通院しなくちゃいけないけど、楽しみも見つけつつ、まあぼちぼち頑張ろうっと。

骨折してから、ネットでいろんな方の骨折日記なんかをちょこちょこ見て、参考にさせてもらったりした。いろんな人がいろんな体験をして、みんないろいろ頑張ってるなあ、と共感したり。
体験談読んでると、正社員じゃない人は、特にお仕事復帰に無理してたりするなあ。帰る場所が無くなっちゃうからと、まだ仕事無理なんじゃない?と思うくらいの時期から復帰してたり。力仕事、立ち仕事、接客業なんかは本当に大変だよね。私は、まだデスクワークで助かった。仕事復帰に必死になる気持ちはすごくわかるし、共感した。

私なんかでも、ちょこちょことは試練があったりする。まず、週一回休むからやっぱり仕事がたまっちゃって。怪我したばかりの頃は仕事もはかどらないし、夕方まで仕事してると腕がだるかったり。ようやく調子を取り戻しつつあるけど、たまった仕事をこなすにはやっぱり残業必至で。それでもいっぱいいっぱい。7時過ぎるともう体が疲れて無理な感じになってくる。はあ、、。なんとか乗り切れるかな。どうにかやらなくちゃね。
明日、木曜日にも、またちょっとした試練がある予定。とってもとっても大事な会議があり、どうしても20人にコーヒーとケーキを出さなくちゃならないのだ。しかも紙コップ不可。カップ&ソーサー。はあ、、無理でしょ。普通の時でも厳しいのに。そんなすごい数のコーヒーやケーキ、会議室まで運べないよ。仕方ないのでSOSを発信し、学生にボランティアで手伝ってもらうことにした。手伝ってもいいよ、、と言ってきてくれた学生が複数。優しい、、。涙でそう。骨折して、本当にいろんな人のいろんな優しさにふれる事ができた。私も、これからそういう優しさを忘れない人間でいたいな、、と思う。