いつも旅のなか

いつも旅のなか (角川文庫)

いつも旅のなか (角川文庫)

角田光代の本って面白そう、、って私がぶつぶつ言ってたら、旦那が買ってきてくれた本、『いつも旅のなか』。旅の事を書いたエッセイだから面白いんじゃ?とすすめられ、じゃあ夜寝る前にでも読んでみようとベッドで読み始めたらめちゃめちゃ面白い。読み出したら止まらないんですけど。
ベトナムラオス、モロッコスリランカギリシャ、ロシア、キューバ、タイ、、いろんな国に行きまくってるんだよね、この人。バックパッカー(彼女によれば真性バックパッカーよりはほんのちょっとだけランク上の旅をしてるはず??とのことだけど)であちこちいろんな国を旅して回ってるのね。タイが大好きってことにもすごく共感。そうそう、あのなんとなくおおらかっつーか、いい加減というか、そういうアバウトなところ、すごく好き、私も。パスポートにやたらタイのスタンプが増えると、成田で疑われちゃうっていうのもわかる。「なぜこんなにタイに行かれてるんですか?」と聞かれて、「だって、タイが好きなんです!」と答えちゃう気持ち、めちゃ共感できるよ〜。それにしても、この方、やはり文章力がすごい。読んでるとどんどん引き込まれる。あ〜。それに。めちゃめちゃ旅に行きたくなっちゃう。そうだよ、お金無くてもなんとかなるやん、リュック背負って安宿に泊まる旅に行きたいよ〜、なんて年甲斐も無くそわそわしてきちゃう。そのくらい引力のあるエッセイ。やっぱり角田光代、ただものではないね。