池波正太郎の江戸料理帳

毎週月曜日の夕方にBSフジで放送されている『池波正太郎江戸料理帳』をこの頃ずっと楽しみに見ている。池波正太郎の作品の多くで魅力的に描かれている“食の場面”にスポットを当て、作品に登場した数々の江戸料理を、池波ファンである日本料理「分とく山」総料理長・野崎洋光が再現。その模様をレシピと合わせて紹介する、という番組。案内人は俳優が月替わりで担当。池波ファンの著名人をゲストに迎えて野崎の料理を囲んで池波について歓談するほか、その料理が登場する作品の一節を朗読したり、ゲストと共に池波が愛した名店を辿るロケ企画「“食跡”散歩」をおこなう。第1回〜4回は笹野高史、5回〜8回は益岡徹が案内人だった。来週からは中村梅雀みたい。

新装版 鬼平犯科帳 (1) (文春文庫)

新装版 鬼平犯科帳 (1) (文春文庫)

池波正太郎といえば、『剣客商売』とか、『仕掛人・藤枝梅安』とか有名な作品はいろいろあるけど、やっぱり私にとっては鬼平犯科帳が一番好きな作品。これは文庫本で結構いろいろ読んだ。なつかしい。で、確かにこれに出てくるお料理がめちゃ美味しそうなのよね。張り込みの人に差し入れる焼きおにぎりなんかも美味しそうだなあって思ってたし。いつも鬼平が食べている軍鶏鍋なんて、一度でいいから食べてみたい!って思ってた。やっぱり池波先生がグルメだったから、そこに取り上げられるお料理も美味しそうだったんだよね。それを再現してくれるこの番組、すごいなあって思う。なるほど、これは本当に美味しそうだ、、と思うお料理の数々。どれもシンプルな日本料理なのに、すごく味わい深そうで。合間にゲストの方から聞く池波正太郎の裏話もとても楽しい。池波作品が好きな方にはおすすめの番組です。