都心ポタリング〜酉の市


この3連休はあまり良いお天気とはいえなかったけど、3日の日曜日は曇りベースで雨にはならなかったので、自転車で都心ポタリングに出かけた。ちょうど酉の市の一の酉だったので、近所の富岡八幡宮のまったりこじんまりした酉の市に出かけた。去年買った熊手を返し、今年の熊手を購入してお祓いを受けた。これは毎年の我が家の恒例行事。

酉の市の縁起物、熊手を売る売店も出ていて活気があるし、お参りに来ている方もたくさん。それ以外に七五三もあるので、富岡八幡宮は賑わっていた。

そして、せっかく休みの日に酉の市が重なったし、都内でも一番の浅草酉の市に行ってみようという事に。去年骨折してお世話になった台東病院のすぐ近所に鷲神社があったから、そこへ行こうと自転車を走らせた。鷲神社の近くまで来ると、なんだかすごい行列が目に入った。鷲神社へのお参りとお祓いを待つ人たちのすご〜く長い行列にビックリ。さすがに浅草酉の市、本場の酉の市はすごい賑わいなんだ。

参道もどえらい賑わいで、歩くのも大変な感じ。

熊手も大きくて立派なのがたくさん。しかも売れてるし〜。

熊手が売れたら、熊手屋さんが大きなかけ声と手締めをしてくれて、すごく威勢が良くてかっこいいんだよね。それもこのお祭りの醍醐味。

神社に隣接してる台東病院の入り口のところでは、たぶん入院患者の方かな?車いすの人たちが外の様子を見ていた。看護師さんも付き添ってあげて。台東病院には私も5ヶ月くらい通っていたけど、リハビリには近所の年配の人たちが来てて、よくいろんなおしゃべりしていたなあ。近所のスナックのママさんが来てたり。お商売やってる人も多かったから、そんな人たちはみんな鷲神社の酉の市、好きだろうなあ、、なんて。

酉の市が来ると、毎年「もう年末が近づいてるなあ、、。」って思ってだんだん焦ってくる。しかも酉の市の頃には必ず寒くなってるんだよね。毎年季節を感じさせてくれる酉の市の、一番の本場の様子を見ることができて、大満足。

そして、酉の市の戦利品。去年でこりてるから、交通安全のお守り。台東病院に通いながら、よくここの神様にお祈りしたので、知っててくれるんじゃないかな?と思いつつ。それと、ニッキの枝は昔はポピュラーな駄菓子だったらしいけど、なんか売ってるのが珍しくて。千葉産のニッキで貴重だと、検索して判明した。それと、酉の市名物切り山椒。切り山椒って何?と思ったら。なんか山椒の香りのするぼんたん飴のような餅菓子だった。

こんな感じ。上新粉に上白糖を入れて練り上げてふかし、そこに粉山椒入れて搗いた「しん粉餅」だそう。拍子木型で、いくつかの薄い色で染められてて、味もほのかな、さっぱりした味わい。甘さもあまりなく。すご〜く美味しいということもないんだけど、なんかくせになりそうな味。切り山椒って今まで全然知らなくて、まだまだ世の中には私の知らない物がいっぱいあるんだなあ、、としみじみ。