父の入院


NHKスペシャル
NHKスペシャルの『“認知症800万人”時代・母と息子 3000日の介護記録』を見た。元NHKディレクターの相田さんが、母親の認知症発見から最期を看取るまで、在宅介護の一部始終を3000日にわたり撮影し続けた、その映像を、専門家の話を交えつつ紹介した番組。普通の家族が介護に格闘する日々をつぶさに捉えた映像は、なかなかの迫力だったし、“さすが元NHKのディレクター、うまいなあ”って感心した。そして、自分の親の事を考えていろいろブルーになった。本当、これからが正念場だし大変なんだよなあ。
我が家の父は、パーキンソンを患い、レビー小体型認知症ではないかと言われている状態。そして、睡眠障害と夜の失禁問題が、在宅介護をしている母を悩ませている。今かかっている病院で、以前から、薬の効き目を確かめ、治療法を調整するための入院を勧められていた。でも父がどうしても入院はイヤ、家にいると言って断ってきたのだけれど。今月初めの通院の際、「やはり今日から入院してください。」と半ば強引に入院を勧めてくれたみたいだ。そして、今は入院して、いろんな薬や治療法を試しつつ、状態の改善をみてもらっている状況。母は、毎日父の面会に行き、午後数時間を一緒に過ごすようにしているけれど、夜家に父がいないということで、今はかなり負担が減っているようだ。父は、家にいる時、夜寝ないで、トイレに10数回も行き、それでも失敗してパジャマを濡らしたり布団をぬらしたりする状態だった。紙おむつもずっと嫌がっていて、どうにかはかせても、勝手にすぐ脱いでしまって、毎日洗濯が大変な母はすごくぼやいていた。今、病院でも夜の間何度も何度もトイレに起きるらしく、そのたびに看護師さんが見に来てくれて、かなり負担をかけてしまってるみたい。それだけ丁寧にみていただいてるみたいで、すごく感謝してるけれど。
なんとか父にあう薬や、治療法が見つかるといいんだけどなあ。まだしばらく入院は続きそう。母もしばらくその間に骨休めができるといいんだけれど。