シン・ゴジラ


シン・ゴジラを映画館で見てきた。映画館で映画を見るのって何年ぶりかな。PBさんに「夫婦割引って片方が50歳以上の男女ペアならOKだよ。」と教えてもらったので、試しに行ってみた。確かに、片方が50歳以上である身分証の確認だけだった。まあ、夫婦である証明って結構面倒くさいもんねえ。映画館的にはお客さんに来てもらった方が良いわけだから、そこまでうるさいチェックはないようだ。
で、シン・ゴジラ。やっぱりこれはすごい迫力だから、映画館で見るのがとても良かった。やっぱゴジラはこうでなくちゃね、、と思うゴジラだった。音楽懐かしいし。そして、キャストはめっちゃ豪華。よくこれだけ集めたなあ、、って感心した。古田新太なんかワンシーンだけやん。贅沢やわ。
前半の、やたら長い会議とか、会議につぐ会議とか、ほんと笑える。まあ、確かに法律の条文とか解釈とかきっと検討しまくるだろうなあ、と思う。これ、冗談じゃなくてマジにこんなシーンの連続だろうと思うくらい、すごくリアルだった。そしてゴジラは本当に恐かった。見慣れた東京の風景がどんどん破壊されていくのがもう恐くて恐くて。よく知ってる風景だけに、余計にリアルに感じてしまう。「ひえ〜!私の家踏みつぶさんとって!」と叫びそうだったよ。ど迫力でした。
世界中のコンピュータをつないで並列処理、とかそういう小ネタも面白かった。ドイツが協力してくれるなんてね。親切やん。そして、中露、アメリカとは別の立ち位置に立ちたいフランスをこっちに引っ張り込むとか、そういう外交戦略もね。笑えた。
初動が遅い。判断に時間がかかる。でもなんとか人智を集めて粘り強く頑張る底力がある日本。実際もこうだといいねえ。あ、でも、ゴジラみたいなのが暴れる世界は勘弁、、だけど。
やっぱりさすがは庵野監督やね。クオリティ高い。エヴァへのオマージュ、と言われても、エヴァはテレビシリーズの途中までしか見てないのでよくわからないが。ゴジラ使徒で、石原あゆみがアスカ、市川実日子綾波レイ?となると碇シンジは誰?ま、いいか。とにかく私にとっては純粋にゴジラ映画として面白かったし。