赤髯王の呪い

赤髯王の呪い (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1790)

赤髯王の呪い (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1790)

数日前から読んでいた、ポールアルテの『赤髯王の呪い』を読了。
なんだか、ちょっと切ない話だったなあ。やっぱりポールアルテって面白い。
これは、アルザスという、フランスとドイツで取り合った地域に住む人たちの、悲劇的な状況や複雑な感情が背景になっていて、話が単純じゃないところが面白かった。
それにしても、アルザスって、本当に何度も歴史上の戦場になって、大変だったんだなあ、、としみじみ。
日本はその点、島国で助かったかも。