メタボ検診って、、

昨日のニュースで疑問に思ったこと。ニュースって伝えるメディアによって、いろいろなんだわ、、。結局どっちやねん?と思うことも。
ニュースの内容は、メタボ健診で使う腹囲の基準について、厚生労働省研究班が発表したデータ解析結果の内容。これが、読売新聞とか毎日新聞なんかの内容と、NHKの報道のポイントがだいぶん違っていた。
読売の内容はこんな感じ。

メタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)対策として実施している特定健診・保健指導(メタボ健診)で使う腹囲の基準について、厚生労働省研究班は9日、国内3万人を超えるデータを解析した結果、「最適な値を決めることは困難」とする最終報告を発表した。腹囲が大きいほど発症者は増えたため、研究班は引き続き基準に使うことを提言したが、「線引き」の根拠が大きく揺らいだことで、制度の見直しを求める声が高まりそうだ。

これって、腹囲が大きいからといって病気になりやすいかどうか、医学的なはっきりした根拠を示せなかったってことだよね?そもそも腹囲をこんな風に検診のポイントにしているのは、日本くらいだとか。健康の問題ってそんな事より、やっぱり血液検査での数値の方がずっと大事なんじゃないの?と素人目には思うんだけどなあ。
ところが、NHK日経新聞の取り上げるポイントは、別のところだった。
日経の記事はこんな感じ。

内臓脂肪の蓄積で生活習慣病の危険性が高まる「メタボリック症候群」の診断基準の妥当性について検討していた厚生労働省研究班(主任研究者・門脇孝東京大教授)は9日、現在は「90センチ以上」としている女性の腹囲(ウエストサイズ)を「80センチ以上」に厳しくすれば、より多くの脳卒中や心疾患を予防できるとする研究結果をまとめた。

女性の腹囲を10センチ厳しくしようという提案があった点。この話もあったらしいけど、こっちがポイントなんだ?腹囲の科学的根拠に疑問の声があったという点は報道なし?
なんだか報道って取り上げるメディアによってこうも違うのね。まあ今はネットもあるし、いろんなメディアを比べることも容易だけど、情報源って一つではなく、いろんな意見を読んでみるべきなんだなあ、、としみじみ。
でも、あの腹囲を計るのってやっぱりやめて欲しいわあ、、。とこれは私の個人的意見。理由は?聞かなくてもわかるでしょ。(笑)