今週のごちそうさん

ごちそうさんはBGM代わりにテレビつけて、見てなくても大丈夫、、と思っていたけど。今週は目が離せなかった。ここにきて、和枝姉さんの心にこんなに感情移入してしまうとは。
そうだよね。大人になってから自分を変えるなんて、そんな簡単にできるもんじゃない。わかってても、自分を変えるなんてなかなかできないよ。人を妬んだからあかん、“なんで自分だけ不幸なんや”と思ったらあかん。素直で幸せそうで、順調に子供も授かってみんなに愛されて強くて、、そんな身近な弟嫁を妬むのは筋違いやから、自分を殺して黙っていよう、、と思っても。そんな簡単にできるわけない。わかるわ。今までさんざん辛いことを乗り越えて生きてきたんやもん。人の幸せや明るさを妬んでしまうもんよねえ、、。
と、やたら和枝姉さんに感情移入してしまい、朝からついつい涙が。やっぱこの脚本の人うまいわ。ただの薄っぺらいいじめ役の小姑じゃなく、彼女の奥にある哀しみや寂しさや可愛らしいところも全部踏まえての人物描写。主人公との対比も素晴らしい。主人公はまっすぐで明るくて強くて。いじめられてる時も、小姑の胸ぐらをつかんで反撃するあたり、いいなあって思ってた。人物描写が深いんだと思う。
土曜日、最後のところで、笑顔になってぬか床のツボをたたきつけて壊すところ。すごい良かった。その壺を壊すことが新たな一歩の象徴だったんじゃないかな。“うちが悪かったわ。すまんかったね。”みたいな単純な和解シーンではなかったところがすごく良かった。気持ちの揺れを表情で表したキムラ緑子さんの演技力がすばらしかった。
この後、しばらくキムラ緑子さんは出ないのかあ。また再登場するらしいけど、いつ頃かなあ。なんかちょっと寂しいな〜。あのガス自殺を図ったシーン。あれ、純と愛やったら間違いなく家が全焼するところやったね、、。あぶないあぶない。