情熱大陸

3月11日は、東日本大震災からちょうど2年だったこともあって、震災関係のドキュメンタリー番組が多かった。そんな番組をいろいろ見ながら、“ほう!すごい!”と思ったのが情熱大陸。震災後、気仙沼私立本吉病院長になった医師、川島実さんの話だった。彼の経歴がまず、すごくてびっくり。

川島実
1974年奈良県出身。98年京都大学医学部学生時代にプロボクサーに合格。ウェルター級西日本新人王を獲り、「現役医学部生ボクサー」として注目を集める。プロボクサーとして活動する最中に医師国家試験に合格。29歳でボクサー引退後、和歌山県などで地域医療に携わる。2011年10月に気仙沼市立本吉病院長に就任し現在に至る。両親ともに京都大学出身。家族は薬剤師の妻と1男3女。トライアスロン経験も持つ「鉄人医師」でもある。

京大医学部で、プロボクサーでしかも西日本新人王だったの?プロボクサーやりながら医師国家試験にも合格したわけ?すごすぎる。文武両道にもほどがある。今も毎朝ランニングしておられる姿が映ってたけど、そのランニング姿のフォームがすっごく美しいの。いかにも体育できます!スポーツ万能って感じで。体力があって、なんでもバリバリこなせそうな、このバイタリティ。ぐーたら、根性無しの私から見たら、もう天上の人レベルですわ。
もともと震災直後、壊滅的な被害を受けていた気仙沼市の病院に、山形から毎週末4時間かけてボランティア医師として通い詰めてたそうで。その年、乞われて10月には気仙沼市立本吉病院の病院長に単身赴任したらしい。彼の住んでる、病院から徒歩30秒の自宅がまた笑った。布団以外何もないの。暖房器具さえなくて。外の気温がマイナス12度の早朝、そのまま布団を上げて病院に行って着替えてた。すごいね。基礎体力が違う。地域診療なので、何科の区別なくなんでも診る総合診療を行っていて、診察時間が終わったらあちこち往診にも出かけてる。それ以外の時間に、宮城県の大きな病院に行って、自ら産婦人科の研修を受けてたり。気仙沼産婦人科医がいないらしくて。
私の何倍もの人生を生きてる感じ。すごいな、、。こういう人もいるのね。私も、この人の千分の一でもがんばれたらなあ、、、としみじみ。刺激を受けた。川島先生、あまりに立派すぎる人だけど。