京都出張後半編/12月3日


朝7時半から受け付けがオープンするってことで、朝はまだ夜明け前に起きてお仕事へ。
まあ、そのかわり仕事は5時くらいに終わるんだけれど。
午前中は、集中する時間に人が集中して、お待ちいただく行列ができる時間もあり。
少々焦ったけど、まあなんとか無事に運んだ。ばたばたしていると時間も案外早い。

昼ご飯を外まで食べに行く暇はないので、会館内の軽食コーナーへ。
軽食コーナーとレストランがあって、レストランは美味しい?かもしれないけど、早くてお手軽な軽食コーナーの方へ。
残念ながらメニューはあんまりない。うどんとカレーとカツ丼とかその程度。
そうだ、、関西だし、やっぱりうどんだよなあ、、と一番お安いきつねうどんに決定。
きつねうどんが500円ってちょっと高い?と思ったけど、さすがに京都のきつねうどんは、シンプルなのに美味しい。
やっぱりうどんのだしはこういうのが美味しいよなあ、、。おあげさんもちょうどいい感じの味付け。こういう軽食コーナーのうどんでも、やっぱり関西ではあんまりはずれがないような気がする。
仕事はどうにか5時に終了。先生方は、夜のレセプションに出席するらしいけど、私は行かないので、一人こっそり京都の街へ。
京都へ出張、、何食べよう?と思った時に、なんか親子丼が食べたいなあ、と思っていた。
そもそも親子丼が大好きなんだけど、自分で作る親子丼って、どうしても家庭の親子丼って感じになっちゃうし。
やっぱりプロの親子丼を食べたいなあ、、と。そして、きっと京都なら美味しいだろうと思って。

適当におうどん屋さんならいいだろう、と思ったけど、一応老舗というお店に。
地下鉄の烏丸で降りて、ぶらぶらと錦市場を通り抜けて。錦は6時までのお店がほとんどなんだろうな。もう店じまいしているところがほとんど。
そこを通り抜けて、お目当ての“権太呂”へ。
表もなんとなく京都らしくていい感じ。店の中も、ちょっと古い造りで落ち着く。
京都ではやたら年配の観光客に出会ったんだけど、ここも、隣のテーブルはリタイアした風の年配男性3人組がうどんすきを食べていた。
あ〜、確かに、何人かいたらうどんすきもいいよね、と思いつつ、私は親子丼を注文。

きたきた。親子丼。
ふたを開けるまでのわくわく感がまたいいよね。

期待通りのすご〜く美味しい親子丼!卵がふわふわに柔らかくて、おだしの味は薄味。鶏もとっても柔らかくて美味しい。
あらかじめかけてくれている山椒がまたふんわりといい香りでこの親子丼にぴったり!
あ〜。どうして家ではこうできないかな。この卵のふわっと感がなかなか難しい。さすがプロだわ、と感動のお味。
大満足で店を出た。
そして、せっかくなので、ここで終わりません。
次はデザート、、ということで、大のお気に入りのお店、梅園へ。

夏に京都に来ると、絶対ここの梅園に寄って、宇治金時を食べたくなるんだけど、さすがに12月に宇治金時があるわけもなく。
ちょっと考えて、おぜんざいを注文。
おぜんざいって、東京の和菓子屋さんでは、別の物。関西で言う亀山を、ぜんざいというみたい。
で、ぜんざいは、東京ではお汁粉と呼ぶ。しかも、こしあんが普通で、京都風のぜんざいは、「田舎汁粉」なんてメニューに書かれていたりして、「なにが田舎やねん!京都がそもそも都やったのに!」とカチンとくる私だったりする。

そんな事をしばし考えている間に出てきた!おぜんざい!
いやあ、、やっぱりこのお店で食べるものにはずれはないなあ。
小豆がものすごく美味しい。この餡の味が抜群。そして、ちょっとだけ添えられた塩昆布との相性も最高。
おぜんざいって、ほんま美味しいなあ、、としみじみ思いつつ、いただいた。ああ、、大満足の京都ひとりグルメツアー。
その後、せっかく時間があるので、高島屋をぶらぶら見て、京都へ移動して伊勢丹もぶらぶら見て、コップ酒を一本買って宿泊先へ戻った。
やっぱり京都は美味しい都だ。