夜明けの築地探索


土曜日出勤だったので、月曜は代休をいただいた。で、前から、“代休の月曜日は築地に行きたいなあ”と思っていた。でも、天気予報は、昼前には雨。下手したら9時頃から雨かも??という予報。それなら思い切って早起きして、明け方の築地に行っちゃおう!ということに。
朝5時半、眠い目をこすりつつ、自転車で家を出発。家から築地まではチャリで15分ほど。それにしても、6時前のまだ暗い街を、犬の散歩してる人とか出勤してる人とか、歩いてる人って結構いるのね。いつもなら、私は完全に白河夜船状態の時間帯なんだけど、、。
6時前に築地に着いた。市場はとっても活気のある時間帯。場外のお店も、仕入れの人達がいっぱい来てばんばん仕入れたりしてる。ここは完全にビジネスタイムなのね〜。
まず、義母が遺していた出刃包丁を、研ぎにだした。刃は欠けてるし、かなり錆もはいっちゃってるけど、なんとか手で研いで使える状態にしてくれる、ということ。それを預けてから場内の方へ。
旦那と二人、「何か食べる?」ときょろきょろ。そうしたら、まだ朝6時だったので、いつも大行列の大和寿司の前に行列がない。これはチャンス!お店の中をのぞいたら、大将が手招きしてくれた。私たちが座るとしっかり満席。タッチの差で、後から来た人達は外で並ぶことに。ラッキー。
朝の慌ただしい、しかも人気店の大和寿司なので、ちょっと写真を撮る勇気がなかったので、画像がないけど、おまかせセットをいただいた。贅沢な朝ご飯。トロやウニを堪能できる、超美味しいお寿司だったので、たまにはいいか。憧れの大和寿司に初めて入れたし。

大和寿司で美味しい朝食をささっとすませた後に、お店をいろいろ見て回った。写真の調味料屋さんも、どうやら飲食店関係?と思われる人たちがいっぱい仕入れに来ていた。ダンボール一杯にいろんな調味料とかを仕入れて帰って行く人々に混じって、私はバター1個とか買ってたんだけど。でも、バターもいろいろ種類が豊富で、しかもお値段が安かったのよね。スパイス屋さんでサフラン買ったり。鶏屋さんでは鴨の挽肉を買い込んだり。やっぱり築地って楽しいなあ。土曜日は人がいっぱいで、とても見られるような状態じゃないけど、平日の朝早くに来れば、結構じっくり見れるんだなあ。早起きすれば出勤前に来れるんだけどね、、。

だんだんしらじらと夜が明けていく場外で、立ち食いそばを食べる人とか、外国人観光客とか、私のような素人買い物客とか、いろんな人がいっぱい動いていた。今度来た時はこのへんの安い店で朝食でいいかな。

研ぎに出していた包丁を引き取り、買い物も一通りすませて、築地を後にする頃にはすっかり明るくなっていた。曇り空ではあったけど。自転車で家に戻ったら、まだ7時半。早起きさえすれば、いつでも築地で買い物や朝食を楽しめることはわかったけど、、その早起きがなかなかできないのよね。でもとっても楽しかったあ。

義母の形見の出刃包丁。先日夫の実家の片付けをしていて発見した。何年も放置してあっただけに、刃は欠けてるし錆だらけ、、という状態だったのが、プロにしっかり研いでもらったら、こんなにぴかぴかに。さすが有次さん。京都の有次さんからのれん分けしてもらったお店らしい。小さいお店だけど、やっぱり腕は確かなんだなあ。
表側には母の名前が彫られてる包丁だし、捨てるに忍びなかったので、お金はかかったけど研いでもらってよかった。これから大事に使おう。