昭和初期の料理本

ブログ友のyasukonさんが、かつて愛用されていた『御厨良子著 家庭料理入門』という本について、ご自分のブログで書いておられたんだけど、そんな記事や関連のネット情報などを読んでるうちに、なんとなく昭和の初め頃のいろんな料理本や料理情報について興味が出てきて、こんなページを発見した。
栄養と料理 デジタルアーカイブス
女子栄養大学の発行している『栄養と料理』。創刊は昭和10年だったみたいだけど、上記“栄養と料理アーカイブス”で昭和10年の創刊号から、内容を見ることができる。そして、昭和21年に発行されてる戦後間もない復活版も読めて、とても興味深い。
ちょこちょこ読んでいて驚いたのは、“昭和10年発行の雑誌に、当たり前にとても豪華な西洋風メニューが取り上げられてる!”ってこと。フランス風ビーフステーキだの、仔牛のクリーム煮だの、豚肉ソテーの焼きりんご添えなど、すごいごちそうのレシピが載ってる。デザートに挽き茶入りアイスクリームまで。すごい。朝ドラ“ごちそうさん”の料理を見ていて、“この時代にこんなハイカラな料理食べてたんかなあ?”と思っていたけど、十分あり得たんだ。まあ、母も終戦前まで、シュークリームやチョコレートを食べてたって言ってたもんなあ、、。この昔の『栄養と料理』を、断片的にパラパラ眺めてるだけでもすごく面白い。興味のある方は、ぜひアクセスして昔の号を拾い読みしてみてくださいね。