2016年に読んだ本あれこれ

服従

服従

2016年に読んだ本。今年もいろんな本を読んだけど、印象深い本が多かったな。フランスの近未来を描いた『服従』。空恐ろしい気持ちになったけど。この先のヨーロッパがどうなっていくのか。ますます気になる今年だったけど、ショッキングで予言的な一冊で、すごく興味深かった。新海誠監督の小説版『言の葉の庭』と『君の名は。』も読んだ。『言の葉の庭』にはすごくはまって、聖地巡りで新宿御苑にも行ったなあ。『君の名は。』は、結局映画はまだ未見なんだけど、小説読んだだけで、思わず泣いちゃった。出会えて良かったなあ、、って。『秒速5センチメートル』ではすれ違ったままだったもんねえ。映画の方もなんとか早く見なくちゃ、、ね。
死体は笑みを招く (創元推理文庫)

死体は笑みを招く (創元推理文庫)

今年は、ネレ・ノイハウスにもはまった。『悪女は自殺しない』『深い疵』『白雪姫には死んでもらう』そして、一番最近に『死体は笑みを招く』を読んだ。オリヴァー&ピアのコンビがすごく面白くて。またこの続きが読みたいな。
悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事

悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事

『悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事』はパレスチナの話で興味深かった。
金曜日ラビは寝坊した (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-1)

金曜日ラビは寝坊した (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-1)

『金曜日ラビは寝坊した』はユダヤの話で面白かったし。小説を通して、イスラムの事やユダヤの事もそれなりに知ることができて、それは読書の楽しいところだなあ、、って思う。
ヌメロ・ゼロ

ヌメロ・ゼロ

ウンベルト・エーコの遺作『ヌメロ・ゼロ』はちょうどpost-factを思わせる内容で、今年にぴったりの作品だったなあ。さすがはエーコ
星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

今頃読んだ、SFの古典『星を継ぐもの』。さすがに面白かった。これが出版されたのって1977年だったのか。その頃にこんなストーリーを考えていたなんてすごいな。
地上最後の刑事 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

地上最後の刑事 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

人類滅亡まであと半年?という世界の中で、それでも殺人事件の捜査をする『地上最後の刑事』。設定がすごく面白くて、ミステリとしてもすごく楽しく読めた。
他にもいろいろ読んだけど、今年もたくさん本を読んで、いろんな事を知ったり考えたり。本の中でいろんな旅が出来たり。すごく楽しめたなあ。また来年も、いろんな本を読んで、いっぱい楽しめますように。