寿歌

北村想脚本の『寿歌』。遠い昔、まだ大学生だった頃、梅田の阪急ファイブの上にあった劇場で見た。北村想の劇団の上演。素晴らしい芝居だった。いろんな芝居を見たけど、私はやっぱり脚本では『寿歌』が一番好き。そのくらい思い入れのある脚本。大まかなストーリーはこんな感じ。

核戦争ですべてが廃墟と化した街に、リヤカーを引いた旅芸人のゲサクとキョウコがやって来る。
二人の頭上には、まばゆい光を放ちながら核ミサイルが飛び交い、追いかけてくる低い破裂音が世界の終わりを告げていく。
そこに、どこからともなく、不思議な芸をあやつるナゾの男・ヤスオが現れた。
出会った三人は、あれやこれやの"エエカゲン"な会話を繰り広げながら、焼き尽くされた滅びの荒野を共に旅することになるのだが・・・・。

終末感が漂う、黙示録のような内容でありながら、でもユーモアいっぱい、関西弁のセリフがなんとも素敵な芝居だった。
その『寿歌』を、堤真一戸田恵梨香がやるって聞いたら、そりゃ見に行きたくなるでしょ。生で見れるなんて最高だし、、。
チケットの先行発売はうっかり逃しちゃったんだけど、チケットの本格的な発売は19日の土曜日だった。朝10時から発売開始って事で、5分前からPCの前でスタンバイ。でも、やっぱり、予想通り、10時になった瞬間アクセス殺到で全然つながらなくなり、5分後に一度つながったものの、購入手続きまで全然進まず。結局10分後にはすべてのチケットが完売していた。あ〜あ。しょうがない。やっぱりね、、という感じ。こんな事なら職場に行ってやったら良かったかも?職場の回線の方が速いからまだ可能性があったかも、、。でも工事入ってたし、どうせ無理だったよね。ガックリ。
寿歌、見たかったなあ。wowowの劇場中継か何かでやってくれないかな。とまだ希望は捨ててなかったりする。