点と線

点と線 (新潮文庫)

点と線 (新潮文庫)

土曜日は、そんなこんなで飲みに行っていたので、楽しみにしていた点と線は録画予約しておいた。
家に帰って酔っぱらって一度寝ちゃったんだけど、夜中に起き出して、録画を見た。
予想通り、すごく良かった。
ビートたけしがとってもはまり役。若い方の刑事をやった高橋克典もすごく良かったし。
夏川結衣も、病気でありながらきりっと美しく、そして哀しい妻の役がぴったりだったし、、。
ドラマのセットも昭和30年代をうまく再現していて、脇をかためる市原悦子橋爪功、みんなうまかったなあ、、。
そして、確かに、昭和30年代って戦争の匂いをまだ引きずっていた時代だった。
30年代の終わりの方を少し知っているだけに、自分の親も戦時体験があって、その事をあれこれ語ってくれていただけに、なんだかこのドラマの深さが理解できるような気がした。
松本清張の作品って、そんな時代感があったよなあ、、。ゼロの焦点なんかもそうだったし。
今回の点と線は、しっかり松本清張の作品をドラマ化してくれたなあ、、としみじみ。
本当に面白かった。