佃島・月島游記―都会の島の物語

佃島・月島游記―都会の島の物語

佃島・月島游記―都会の島の物語

本屋さんで、本の帯の「もんじゃもんじゃ言うな」というコピーに、なんかつい手に取ってしまった本。
佃島月島について書かれていて、佃の原点である大阪西淀川区の佃や、住吉神社にまでわざわざ行って書いている。
月島の解説書のようでもあり、エッセイでもあり、なんとなく私小説風でもあり、どこまで本当のことなのかな?と思いつつ読んでいるんだけど、なかなか面白い。自分が月島がとても好き、ということもあるけれど、文章も面白くてついつい引き込まれる。
作者の岸川真さんは「フリーという生き方」という本も書いていて、そのフリー生活が、なんか他人事と思えない、、というのもあるんだよね。なんだか少し我が家に近い物を感じたりして、よけい面白く読める。
朝ドラの瞳のおじいちゃん、勝太郎さんがどうしてあそこまで祭りに燃えるのか、、というのが、この本を読んだり、月島の人を遠目に見ていたら、よくわかる気がする。あの入れ込みようはすごいなあ。大阪でいうところの岸和田だんじりに通じるものをちょっと感じるな。