プチニコラ


10月に、三度のメシさんがブログに『プチ・ニコラ』の映画を見に行かれたと書かれていて、私も見たい〜!!と思っていた。たぶん日本での公開はないんだろうなあと思っていたら、たんたんさんに「日本でやるみたいですよ〜。」と公式HPを教えていただいた。恵比寿のガーデンシネマでやるんだあ、なんとか行ってみたい、、と思っていたんだけど、ちょうど旦那が少し遅くなるというので、火曜日のシンポジウム終了後、夜の回を見に行くことに。映画サービスデーではないけど、三越カードを持って行けば1300円だっていうから、ま、いいことにした。いつでも500円割引してくれるってのはまあまあサービスいい方かな?

実は、10年ほど前、まだ一生懸命フランス語を勉強していた頃に、「絵本だったら読みやすくていいか〜。」と、プチ・ニコラの原作本をパリの書店で購入していたのだ。子ども向けの本だから、単語も簡単、さすがに辞書をそんなに引かなくても、読み通すことができて、内容もかわいらしく、ちょっとフランスぽいウィットに富んでてすご〜く楽しかったので、私はニコラが大のお気に入り。子どもらしくちょっとわんぱく、ちょっと生意気、想像力が豊かですごく愉快。そんな原作の世界が、見事に映画化されていて、私にとっては大満足な映画だった。
ストーリーはこんな感じ。

ニコラ(マキシム・ゴダール)は、父親(カド・メラッド)と母親(ヴァレリー・ルメルシェ)と暮らす小学生の男の子。学校でも優しい先生(サンドリーヌ・キベルラン)、友人たちに囲まれ、幸せに過ごしている。ある日、両親の会話から、ニコラは母親にもうすぐ赤ちゃんが生まれると信じ込む。そして、弟が生まれたら自分は大事にされなくなり、“親指小僧”のように森に捨てられてしまうと思い込む。そこで、彼が仲間達といろんな作戦を立てることに、、。

舞台は60年代のフランス。なんだか、そこがまたほのぼのしていて良い感じ。子ども達も個性豊かですごく可愛いし。とっても笑えてすごく楽しい内容。一日の終わりにこの映画を見てすごく癒されたなあ。子ども達が、フランスらしく、みんな個性が豊かで、行進させられたりしてもてんでばらばらなのがまた笑えた。ちょっと自分の子ども時代の事なんかも思い出したりして。
『プチ・ニコラ』という絵本が、日本ではマイナーだけど、とても楽しい作品なので、もし機会があったらDVDでも見てみてくださいね。フランスの可愛い子ども達に、ちょっと癒されるかも。