馬上法廷がゆく

掃除強化週間とはいえ、夜はのんびり録画しておいた番組を見たり、DVDを見たりして過ごしている。
この前、NHKで放映されていた『馬上法廷がゆく』というドキュメンタリー番組を見たんだけれど、すごく面白かった。
中国の雲南省での話。車でも入っていけない山奥の村での裁判のために、裁判官たちが、馬に裁判道具など荷物をのせて、徒歩で山奥の村にはいっていって、そこで裁判を開く、そんな様子を取材したドキュメンタリー。
山間の村で、この先も狭い村の中で顔をつきあわせていかなくちゃいけない住民達の裁判沙汰なので、裁判官は短い期間に一生懸命和解にもっていこうとする。
裁判という制度の原点を見るようで、とっても興味深かった。
村の中の広場で、椅子をならべて、青空裁判。そこらへんを普通に犬が歩いてたりして。
そんな中で、家の門を壊されたと訴える人の賠償請求だの、怪我をした人の治療費の請求だの、いろんな事件を裁いていく。裁判官って大変だなあ、、としみじみ思いつつ。
たぶん、昔だったらこういう争い事は、村の中で、村長がおさめていたんだろうけどね。今はそうもいかないみたいだ。