バームクーヘンとユーハイム

歴史秘話ヒストリア - NHK
私の子供の頃から、バームクーヘンってとても身近なお菓子だった。結婚式の引き出物といえば、よくバームクーヘンだったし。そしてバームクーヘンと言えば、ユーハイムだった。今でこそ、クラブハリエとかねんりんやとかいろんなバームクーヘンがあるけれど、昔はバームクーヘンと言えばユーハイムだったなあ。
NHKでやっていた『焼け跡とバウムクーヘン〜あるドイツ人夫妻の苦難と愛〜』を見た。その、バームクーヘンを日本に広めたユーハイム夫妻の物語だった。神戸でお店を開いたあたりは知っていたけれど、その前の話など全然知らなかった。何度も苦難を乗り越えてきていたんだなあ、、と素直に感動。もともと青島に店を開いていたのが、第一次世界大戦で捕虜になって日本にやってきたユーハイム。その後、横浜で店を開いたが、そこも関東大震災で全壊。横浜から疎開してきた神戸で成功するも、また第二次世界大戦になって、、。う〜む。苦労の連続。それでもへこたれないところがすごい。それと、やはり一流の菓子職人の腕が、どこまでも彼らを助けたんだなあ、、としみじみ。腕のある人は強いわ。
ユーハイム夫妻がいなかったら、ここまで日本にバームクーヘンが根付いたかどうか。この美味しいバームクーヘンを食べられるようになった事を、彼らに感謝しなくちゃね。

この番組を見たら、やっぱりバームクーヘンが食べたくなっちゃった。ユーハイムの思うツボ?今日、帰りに立ち寄った大丸でユーハイムのバームクーヘンを買ってきた。う〜ん、、やっぱり美味しい。ねんりんやも行列ができていた。ユーハイムにも、他にお客がいたし、私のように番組を見てバームクーヘン食べたくなった人もいたのかも?