あんこ好き

BRUTUS (ブルータス) 2013年 11/1号 [雑誌]

BRUTUS (ブルータス) 2013年 11/1号 [雑誌]

あんこ好き〜。あんこ好き〜。とブツブツつぶやいていたら、不気味がっていた旦那がBRUTUSを買ってきてくれた。わああい。もちろん熟読。雑誌をこんなに熟読、必死で読むのは久々なんじゃない?ってくらい。隅々まで読んだ。いや〜。やっぱり面白い。さすがはBRUTUS。いつも良い特集を組んでくれるよね。
あんこ好き100人にアンケートをとった、好きなあんこ菓子は?というアンケートの回答結果。(ひとりにつき3個のお菓子を回答してる。)これが見事にばらけていて、本当に面白い。みんなそれぞれ愛するお菓子がさまざまあるんだよねえ。100人のアンケートの中で、一番上位になったものでも6票だった。1番たくさん票を集めていたのは、空也のもなか。私もこれ、1回だけ頂き物でもらったことあるんだよね。確かに“おお!”と思うくらい美味しかった。作りたての最中の皮の香ばしい香りが危険すぎて。ついつい2個3個と食べちゃうんだよねえ。恐ろしい。
2番目に票数が多かったのが、群林堂の豆大福と、出町ふたばの豆餅、とらやの小形羊羹、浪花家総本店のたいやき、この4つだった。これはさすがに4つとも食べたことあるけど、どれもめちゃ美味しいよね。群林堂の豆大福は、私にとって豆大福の東の王様、出町ふたばの豆餅は西の女王様という感じ。なんとなく群林堂は男性的で、出町ふたばは女性的な感じがするんだよね〜。どちらもすごく美味しいけど、なんかそれぞれに特徴があって。あ〜。なんかまためっちゃ食べたくなってきた。
3番目に票数が多かったのは、赤福と、阿闍梨餅、トミーズのあん食と、中里菓子店の揚最中、竹むらのあわぜんざいだった。揚最中とあわぜんざいは食べたことないなあ。竹むらって何度か行ってみたことあるものの、なんか私が行くといつも閉まってるんだよね。赤福阿闍梨餅はまあ鉄板だ。トミーズのあん食は、確か以前Yakuちゃんにもらったことがあったあの食パンだっけ?

2007年の8月にもらったんだった。トーストしてバターたっぷりつけて食べると、すご〜く美味しかった。やっぱり有名なんだなあ。
私が好きなあんこ菓子3つをあげるとしたら何だろう?やっぱりかん袋のくるみもちははずせないな。(あれがあんこ?という疑問も無くはないけど、くるみあんというカテゴリーでいけるかな。実際このあんこ好き100人のアンケートで、かん袋のくるみもちを答えていた人もいたし。)それから、やっぱり出町ふたばの豆餅。あと三つ目は何かな。和菓子、ってことなら美玉屋の黒蜜だんごかな?と思うけど、あれはあんこじゃないしなあ。となると、やっぱり末富の上生菓子全般ってことにするかな?根津のたいやきも捨てがたいけど。門仲の梅花亭のどら焼きもあるし、阿闍梨餅も確かに美味しい。群林堂の豆大福もやっぱり、、。う〜む。ダメだやっぱり決められないや。

そんな事あれこれ考えてるうちに、どうしても美味しい和菓子が食べたくなって、「そうだ、塩瀬総本家なら近いよね!」ってことで、土曜の午後に塩瀬総本家に立ち寄った。塩瀬総本家は、おまんじゅうの老舗。南北朝時代から京都でおまんじゅうを作ってたらしいけど、その分家が、江戸に上っておまんじゅう屋さんを開いたのがここらしい。家康に気に入られて江戸に店を開いたらしいけど、なるほど、家康が呼び寄せた佃の漁師が住んでいたところからほど近い。家康って気に入って呼び寄せた人たちをこのあたりに住まわせてたのかな〜なんて、いろいろ想像したりした。

それはともかく、さすがに老舗の本店だけあって、自社ビルに大きな店舗。しかも店の上の3階には、裏千家表千家の茶道教室や、香道の教室なんてのも入ってるんだ。さすが、、。

そして、さんざん迷ったあげく、おまんじゅうを買ってきた。

お月見の秋ということで、うさぎのおまんじゅう。上品な定番のおまんじゅうの味。これはこしあんなんだけど、こういうお饅頭はやはりこしあんがあうね。

こっちはほんのりピンクの大饅頭。

旦那と半分こしたんだけど、中身は白あん。これがもう、めちゃ美味しかった。やっぱり老舗の味は上品で丁寧でいい仕事してて美味しい〜。また買いに行こう。今度は栗饅頭も買いたいなあ。やっぱり和菓子って美味しいなあとしみじみ。