父の退院と再入院


父が入院したというブログをアップしたちょっと後に、急に父が退院したと連絡を受けた。母の話はいまひとつ要領を得ないんだけど、どうやら父がずっと“退院したい”と言い続け、“精神的に不安定になっているようなので、一度退院して自宅に戻るのがいいかもしれないですね”とお医者様に言われた結果のようだった。
しかし、父が退院してわずか3日後、救急車のお世話になってまた再入院することになってしまった。その日は、母が父と一緒に整形外科に行ってきた、その帰りのこと。自宅の前で母が車を止めて、「ちょっと降りないで車の中で待ってて。」と言って一瞬自宅に入った隙に、父が勝手に車から降りてしまい、そこで転んで道路に倒れ、失神していたらしい。車に戻ってきた母はすごく驚いて、気が動転したようで。そりゃそうだよね。
幸い、近所に工事に来ていた現場のお兄ちゃんたちが来て、父を助け起こしてくれたそう。救急車は隣のおばさんが呼んでくれたそうだ。周りの人たちの親切が、本当にありがたかったみたい。
パーキンソンで歩行障害がひどくなっている父は、ますます歩くのが困難になっているみたいで。でもきっと自分では歩けるつもりだったんだろうなあ。それで勝手に車から降りちゃったんだろう。救急車で、かかりつけの病院に運ばれ、再入院した父。幸い、骨折などはなかったようで、顔を怪我したくらいですんでまだよかったけど。頭を打ってたら大変なことになるところだった。“今度こそ、退院したいなんて言わないで、じっくり治しましょうね。”と主治医に言われた父は、きっとしょんぼりしていただろうなあ。転んだ事を覚えてなくて、「なんでここにいるんや?」と何度も母に聞いてきたらしい。なんかちょっと切ない。しょうがないけど。