が〜ん!大ショックな出来事


1月7日。6日までお休みだった魚屋さんに、旦那が立ち寄って買い物してきてくれたんだけど、そこで大ショックな事実が判明した。ずっと気に入ってお世話になっていた、木場の魚松さんが、とうとうこの1月末で閉店してしまうそうなのだ。ショック!もう大ショック!
我が家の魚料理をず〜っと支えてくれていた魚松さん。毎週土曜日には、用事が無い限り必ず魚を買いに行っていた。いつも旬の新鮮なお刺身が、納得価格で売られていたし、魚はさばいてくれたり、調理法を教えてくれたり。ず〜っとず〜っと魚松さんで魚生活を続けてたのに。めちゃショック。立ち直れない。
木場の魚松さんは、明治創業で、今の大将で3代目。大将が、「もう81だし。仕事もきついんだよ〜。それに、この並びにあった肉屋も八百屋もしめちゃって、人通り変わっちゃったんだよ。ずっと来てくれてたお得意さんも亡くなっちゃったりして、下の代のお嫁さんはスーパーに行って買いに来てくれないし、、。」って。
土曜日に夫婦で買い物に行って、大将とまたいろいろお話した。まあ、確かに81歳でずっと立ち仕事はつらいよね。「この仕事もう60年だからね。そろそろ引退しようかと思って。お得意さんには申し訳ないんだけど、、。」とちょっと寂しそうだった。「ここ戦争で全部焼けちゃったんだよ。うちも全部空襲でやられて、一回何もかもなくしたんだよ。それで仕方なく1度は埼玉の親戚の家に疎開したんだけど、また戦争が終わって出てきて。すごく貧乏して大変だったんだよ。だから、どんなつらい時も、あの貧乏した時の苦労を思えばなんとか頑張れたんだけどね。」って。
え〜ん。そんな大将の話を聞いてたら泣きそうになったよ。大将ってうちの父とそんなに年が変わらないのに、ずっと現役で頑張ってたんだよね。私たちと同世代の若大将がいるんだけど、若大将はどうするんだろう。かなり痩せちゃったんだけど、身体の調子が悪かったのかなあ、、とかいろいろ考えて、でも聞くわけにもいかず。う〜ん。でもとにかく寂しい。1月末までしかここで魚を買えないなんて、本当ショックだ。
去年の秋、職場近所の金物屋さんが店じまいし、去年の暮れに門仲の明石屋さんが閉店。どっちもショックではあったけれど、魚松さんの閉店はそれとは比べものにならないくらいショック。結局はヨーカドーにつぶされちゃったって事なのかな。それに、だんだんみんな魚を食べなくなってきてるからなのか。原発事故の影響もやっぱり有ったのかなあ。
和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたって騒いでたけど、正直日本の食文化ってどんどんこういう所から崩れてきてる気がする。イメージだけの和食って本当に存在してるんだろうか。なんてすごくいろいろ考えてしまうよ。
それはともかく我が家の食卓が大ピンチにさらされてる。あ〜あ。どうしよう。途方にくれるよ。