文庫本あれこれ

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

電車の中で読んでいた、春期限定いちごタルト事件、読了。
ライトノベル風のミステリで、意外と面白かった。
高校生が主役で、感情移入できるかな??と思ったけど、人物描写が巧みで、すんなり高校生ワールドに入っていけた。
ミステリと言っても、殺人事件が起こる、とかではなく、「女の子のポーチを隠したのは誰?」とか、「どうやって、美味しいココアをいれたのか?」とか、「自転車泥棒の目的は?」とか、そういうしごく日常的な疑問を解いていく、というのが意外と新鮮。
小山内さんという女の子のキャラもなかなかいいし。ぱらぱらと、一般読者の書評を見ていると、“小山内さん萌え〜”の人が多いみたいだ。
夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

ということで、つい続編の夏期限定トロピカルパフェ事件まで買ってしまった。
こっちは、このミスの国内編で10位に入っていたし、ますます面白いんじゃ?と楽しみ。
でも、今はまだこっちを読んでる途中なんで、これを先に読まなくちゃ。
太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)

夜は短し歩けよ乙女、を読んですっかりファンになっちゃった森見登美彦の『太陽の塔』。
今、これを通勤電車の中で読んでるんだけど、時々つい吹き出しそうになっちゃって、ちょっと困る。
私は、やっぱり森見ワールドがすっかりお気に入り。
舞台は例によって京都。主人公は、いかにも、、という感じの京大生。
その主人公の、果てしなく広がる妄想が、面白くって。森見登美彦らしい文体で、すごく読ませるし。
というわけで、電車の中でにやにやしながら(←かなり不気味!)読んでます。