- 作者: フェイケラーマン,Faye Kellerman,吉澤康子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/05/29
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
新作も、アメリカのある断面をすぱっと切り取って見せてくれる感じで、推理物としてもとても面白かった。
ただ、今回の作品は、容疑者の男の子、そのガールフレンドがそれぞれ語り手となる章も多くて、その分ちょっとデッカーとリナのストーリーが少なくなったようなところが少々不満と言えば不満かな。リナの登場シーンが少なかった。あと、私の好きな同僚、マージが出てこなかったのもちょっと残念。でも、中身はとっても面白かったので、推理小説好きの方にはおすすめです。
原題は“Justis”らしい。読み終わって原題を思い返すと、なかなか深いな。いろんな意味で。