クローズアップ現代“災害に威力〜GPSの可能性”

16日の木曜日、クローズアップ現代でやっていた特集がとても興味深かった。番組の内容はこんな感じ。

東日本大震災では、家族や知人に安否情報を伝えることがいかに難しいかが浮き彫りとなった。携帯電話やメールがつながりにくい状況で、ソーシャルメディアとともに注目を集めたのが、GPSの「位置情報」だ。スマートフォンなどの携帯端末に入れた自分の現在地を示すアプリで、家族と安否を確認し合いながら、地震発生後の不安を乗り切った人たちが多くいたのだ。GPSは、支援物資の輸送でも威力を発揮した。車の位置情報を活用する研究を続けてきたホンダは、被災地を走るユーザーのカーナビデータをもとに通行可能なルートをすばやく公開。さらに、メーカー各社の情報を統合した道路マップも作られドライバーの大きな支えとなった。「ライフライン」として機能し始めたGPS。さらに今、被災地では、復旧・復興に生かそうと市民を巻き込んだ様々な「地図作り」が進んでいる。災害時の新たな情報ツールとして期待が高まるGPSの可能性を探る。

3月11日の大地震の直後、首都圏では携帯電話が全然通じなくなってしまったし、固定電話もかなりかかりにくくなっていた。交通機関がストップして、街には帰宅難民があふれる、、という状況だったけれど、その時かなり威力を発揮したのがGPS位置情報だったという話。実際、奥さんと全然連絡がつかなくなった旦那さんが、奥さんと携帯のGPSの位置情報の移動で、お互いの無事と、自宅にむかって歩いてる様子を確認できた、、という体験談が興味深かった。うちは、旦那と携帯メールやtwitterで連絡が取れたので、GPSで位置情報を確認するという事はしなかったけれど、今回の放送を見て、お互いに確認できるように設定した。お互いの位置情報がわかるというのは、ああいう非常時にはすごく役立つことだと思うし。それだけでなんとなく安心できると思う。
3月11日にいろんな場所で地震に遭った人が、その後どうしたか、、という体験談は、地震後にいろんな人から聞いた。特に大変だったのは、仕事で出先に行ってたりして、慣れない場所で地震に出会った人だったみたい。たとえば、会社で地震に遭ったら、無理して帰宅せずに会社にとどまるという選択肢もあったけれど、打ち合わせなどいろんな用事で出先に出ていた人は、そこにとどまることもできず、会社からも家からも遠くて途方に暮れた、という人もいたみたい。地図もわからず、帰り道もわからず、困り果てた、、なんて体験談も聞いた。やっぱりそういう時は、携帯のGPSと地図情報って大事だよね。自分の現在地と、地図がわかれば、だいたいどちらに向かって歩けばいいかわかるもんね。GPSって本当に役に立つ情報ツールだと思う。