ミュンヘン旅行編〜12月29日

旅行に来ると、時差の関係でなんだかとっても早起きになる。日本だったら、出勤に間に合うぎりぎりまで寝坊しちゃうんだけど、こっちではすっきり起きれる。
まだ薄暗い道、ショーウィンドウを見ながら散歩して、それから6時半開店のパン屋さんへ。

私は例によってミュズリー、旦那は、野菜いりのパイみたいなのを注文した。パイはちょっとオーブンで温めてくれてとっても美味しそうだった。残念ながら旦那の苦手なブロッコリーが入っていたみたいだけど、味じたいは美味しかったみたい。
午前中は今日も図書館。風が冷たくて寒かったので、公園でお昼を食べるのはあきらめ、お昼ご飯を食べにまたVikutualien市場へ。

市場にある馬肉屋さんで、お昼ご飯を調達することに。馬、鴨、七面鳥の専門店が軒を連ねているところがドイツらしいところ。ウサギや鹿、イノシシ、ウズラ、ホロホロ鳥も普通に売ってます。秋には弾丸入りの鴨肉を買ったことがあります。

私は馬肉のソーセージのホットドッグ。ソーセージが美味しいから抜群に美味しい。

グーラッシュズッペはパン付きで3ユーロ。温まるし、安いよね。両方で4.5ユーロほど。今のレートだと450円とかそのくらいなので、かなりお得な感じ。
日本経済にとってはかなりきついなあ、、と思う円高だけど、こと旅行だけにかぎっていえば、やっぱりありがたい。1ユーロが100円とかいうとすごく助かる。170円とかしてた時を思えばねえ、、夢みたい。
さて、三日目の晩ご飯について。到着日にパン屋近くを探検していると、満席でなんだか人気がありそうだったアフガニスタン料理のレストランがあった。とっても気になったので、そこにはいってみることに。でもあれだけはやってるんだから、開店と同時に行かないと無理やろうね、、と開店時間の6時に、一番乗りで行ってみた。そうしたら、やっぱり予約で満席だったみたい。
でも、予約時間が遅めなんで、「8時まででいいならそこの席をどうぞ」と座らせてもらえた。私たち、日本にいても全然長っ尻じゃないので、2時間あれば十分!と、そこで食事することに。

アフガニスタン料理って食べるのは初めて。まあ、トルコっぽい感じなんかな?と想像していた。それにしてもどんどんお客さんが入ってくる。やっぱり結構流行っている感じだ。
アフガニスタンといえば、ここに住み始めた頃に通ったゲーテアフガニスタン人の男の子がいた。故郷では結構お金持ちだったっぽいんだけど、亡命してきてドイツに住んでると言っていた。彼は今頃どうしてるかなあ、、。なんて旦那としみじみ話していた。

そんな話をしてるうちに、まずは前菜が運ばれてきた。クリームチーズのような、ヨーグルトのような、こくはあるけどさっぱりした口当たりのペースト。タヒニもはいってるかなあ。そんな感じのとても美味しいペースト。
それと、これはどうやって作る??と思う、ふんわりした衣のめちゃめちゃ美味しい野菜のフリッターなど。う〜ん。これは美味しい。アフガニスタン料理ってめちゃめちゃ美味しいやん。やっぱりトルコっぽいけど、コリアンダーの香りがなんかタイのようでもあるし。初めての味。

これは私のメイン。茄子と羊の煮込み。ちょっとカレーっぽい。長粒米もすごく香りがあって美味しい。

旦那は羊のカバブ。大きなパプリカのグリルなんかも添えられてて、これもとっても美味しかったみたい。
アフガニスタン料理って美味しいんや、、というのが新発見。関東圏では四街道にあるみたいだけど、ミュンヘンでもとてもはやっていたし、それだけのこと事はあるレストランだった。それにしてもドイツ人ってドイツ料理だけ食べてるわけじゃなくて、食に関しては結構柔軟になったんだなあ。15年前はあやしい中華料理と単調なソースのドイツ料理、そして祝日お助けのピザしか食べない、という感じだったけど、世代も変わって、いろんな料理を食べに来るんだ、とちょっとそれも新鮮だった。
料理の鉄人のアイデア権を買った料理番組が増えた7年くらい前から、スパイスに目覚めて、ドイツ人も変わったのでは、というのが旦那のインチキな見立て。それが正しいとすると、日本人のおかげで、ドイツ人の舌も進歩?したのかも。
夜、ホテルからスカイプを使ってお友達に電話。前日は、シュトゥットガルト近郊のお友達に電話させてもらった。やっぱり生で声を聞くのっていいな。
そして、この日の夜は、ベルリンのお友達とスカイプのビデオ通話でお話しした。ビデオで顔を見ながら電話できると、なんだかますます実際お会いできたような気分になってすごく楽しかった。まあ、スカイプなら日本からでも話せるんだけど、時差がないのが気軽でいいな。