アンネの日記をめぐって

増補新訂版 アンネの日記 (文春文庫)

増補新訂版 アンネの日記 (文春文庫)

ソチ五輪の女子クロスカントリー30キロで、私が美人さんと前回の日記に書いたテレーセ・ヨーハウグ選手が見事銀メダルを取った!ってことで。テレーセ・ヨーハウグ選手が好きな旦那が、何か記事載ってないかな?とノルウェーの新聞を検索していたら。日本の図書館でアンネの日記が大量に損壊された事件の事がノルウェーの新聞でも一面に取り上げられていたらしい。日本でのマスコミの反応に比べて、世界ではものすごく大きな衝撃的ニュースとして報じられてるみたいで。なんかほんと、現実を知らないって恐ろしいことだと思う。25日のニュースで、イスラエルアンネの日記を300冊寄贈してくれる事になったらしいけど、、その本は絶対絶対守らないといけないよね。と思うとすごいプレッシャー。
それにしても今度の事件。南京事件がどうの、、とか。そういう第二次世界大戦中の日本の事についてどうのこうの、、って言ってるのと同じノリでホロコーストのことに首を突っ込むとどんな痛い目に遭うかわかってやってるのかな。だいたい、そもそもユダヤの歴史とかユダヤ人の事とかユダヤ教の事とか、いろんな事をいっぱい知った上でこういう事をやっているとはとても思えない。ろくな知識も無いまま、適当なノリでこんな事されて、日本がどれだけ世界的に白い目で見られるかわかってるんだろうか。情けないにもほどがある。それこそ、国益にかかわる問題だと思うんだけど。なんだか、もうこの国に生きてるのがイヤになるよ。しかも、これって東京の図書館でこんな事されてるわけでしょ。すぐ身近にこういう事をする人がいるかもしれない、、と思うだけでぞっとする。だいたい、図書館員の目を盗んで本を傷つけるなんて。しかも都内で300冊も。卑怯で姑息なやり方で、そんな事して何が楽しいんだか。とにかく、つくづく情けない。悲しい。それだけ。