海街Diary

吉田秋生の描く漫画がすごく好きだった時期がある。お友達が貸してくれた、『カリフォルニア物語』がとても面白くて、夢中になって読んだのがなつかしい。『カリフォルニア物語』は、なんだかハリウッドの青春映画のようで、スケールが大きく、どこか乾いた感じのストーリーが大好きだった。かなり悲しい物語だったんだけど。吉田秋生が20歳であの漫画を描いたという事を知った時はなかなかの衝撃だった。20歳であれだけのストーリーを練り上げられたなんて、すごすぎる。ネットの中で、誰かが『真夜中のカウボーイ』と『傷だらけの天使』を参考にしたらしい、、って書いていたけど、本当なのかな。『真夜中のカウボーイ』は見てないけど、『傷だらけの天使』はちょっと納得。だから、あの年下の、ちょっと頭の足りない、でも人の良い弟分があっけなく死んじゃったりしたんだ。
吉田秋生の漫画、その後『BANANA FISH』をちらっと読んで、それは面白そうだなと思ったんだけど、『吉祥天女』があまり好みではなく、そのまま吉田秋生からは離れてしまって、その後の作品は全然知らなかった。『海街Diary』は、グレーテルのかまどで取り上げられて初めて知った作品。ずっと、吉田秋生は人間に対してどこか突き放したような作風だという印象を持っていたんだけど、どうやら『海街Diary』はかなり暖かい作品になってるような気がして、ちょっと気になっていた。機会があれば、レンタルでもして読んでみようかな、、と思っていたんだけど、今度映画になるのね。

綾瀬はるか長澤まさみ夏帆広瀬すずって、すごい美人姉妹を揃えたなあ、ってまずそこに感心。映画だと気軽に見れそうだし、これ、DVDになったらTSUTAYAで借りてみようかな。面白そう。