その他のテレビあれこれ

  • 京都殺人案内


とっても懐かしい藤田まことさんの2時間サスペンスシリーズ、“京都殺人案内”にこの頃はまってる。CSで再放送やってるなあ、古いなあ、、ってなんとなく見始めたんだけど、すごく懐かしくて。昔土曜ワイド劇場でやっていた頃もそんなに真剣に見てなかったんだけど、なんとなく音川刑事の藤田まことと秋山課長の遠藤太津朗のかけあいが大好きだったので、そこはすごく印象に残っていた。あと、娘役の萬田久子との何気ないやりとりもすごく好きで。
あらためて見返すと、本当に藤田まことと遠藤太津朗の、息がピッタリあってる掛け合いがやっぱり絶妙。それに、彼らの使う、おっちゃんの関西弁(この年代より下の人はこんな言葉遣いもうせーへんよね。)が耳に心地よく、ものすごく懐かしくて。「音やん、おまはん、たまには京都の事件は京都で片付けたらどないやねん。どんだけ出張したら気ぃ済むんや。」とかね。「おまはん」って言って、何もおかしくない、すごくナチュラルにしゃべれるのってこの秋山課長くらいちゃうの?って思う。そして、今見ると、この藤田まことのしゃべり方が、義父にそっくり。義父がしゃべってる口調にそっくりで、なんかテレビの中で義父がしゃべってるんちゃう?って錯覚するくらい。関西の年配の男性がしゃべる言葉遣いってほんとにこんな感じよね、、としみじみ。
東京に出てきてすでに25年もたつし、今では正しい関西弁をしゃべる事も危ういなあ、、って思う私。そんな私が、このドラマのめちゃめちゃ関西弁な世界がなんだか懐かしくてね〜。ついついはまってしまう。推理ドラマとしては、なんだかやたら音川刑事の勘に頼りすぎとちゃう?と思ってしまうのだが、最後の方、2000年代に入って以降の作品は結構ちゃんと推理も練られてて、脚本もしっかりしてたんだなあ、、って今さらながら思った。
萬田久子も、このドラマではなかなか良い味出してるよね。以前NHKだったかの対談番組で、自分の女優人生の事を話してるのを聞いたんだけど、彼女、一度は引退しようと思っていたらしい。NYでお子さんを出産した頃。仕事を何も入れずにNYに行って、結婚していない相手の子供を出産して、精神的にはいろいろ大変だったみたいだけど、そんな時、この「京都殺人案内」のドラマのスタッフに呼ばれて、このドラマのために一時帰国したらしい。引退を考え直すくらい、彼女にとってもやはりこのドラマは大きかったのかな、、なんてそのインタビューを聞いて思った。確かに、藤田まこととの父娘役は本当にすごくよくはまってて、他の女優さんに変わるって考えられない感じだったもんなあ。
音川刑事はいつも傘を持ち歩いてるんだけど、それって、奥さんが傘を持って出るのを忘れた音川刑事を迎えに出て、ひき逃げに遭って亡くなったから、、というのを知って、それもなんだか胸にぐっときた。イギリスのミステリードラマ、モースシリーズのルイス警部も、奥さんがひき逃げ事故で亡くなっていたよなあ、、と。なんかそんな事も思い出しつつ。音川刑事もルイス警部も、事件捜査の中で、奥さんの事件の犯人を無事見つける事ができていた。設定も全然違うドラマなんだけど、こんな共通点があったりするのがちょっと面白かったりもする。

Yakuちゃんがこの前コメントで「紅ショウガの天ぷらを英国一家日本を食べるで見たよ!」と教えてくれたので、見逃していた天ぷらの回の録画を見てみた。ひえ〜!!この紅ショウガの天ぷらの店、まさにこの三ノ輪の商店街のこのお店やん!揚げて売ってくれたんこのおばちゃんやん!!!って大興奮だった。番組の中では三ノ輪とは言ってなかったけど、三ノ輪の商店街の様子も映ってて、めっちゃ大興奮してしまった。この回を見忘れていたとは、、Yakuちゃん、教えてくれてありがとう。

あまちゃん。毎朝録画して、晩ご飯の時にあまちゃんを見ながら食べるのが楽しみ。やっぱりあまちゃんは何度見返してもすごく面白いなあ。一度最後まで見てるだけに、この先こうつながっていく、、というのがわかってて、それを確認しながら見るのもまた楽しい。それと比べちゃうのもなんなんだけど、、う〜ん。まれはなあ。かろうじて時計代わりにテレビをつけているが、あんまり興味を引かれないこの頃。これからパティシエ修行で横浜が舞台になって面白くなってくれるんだろうか。そこに期待してるんだけど。さすがに辻口さん監修のケーキたちはめちゃめちゃ美味しそうだったけど。ストーリーもそのくらいしっかりしたものにしてよ!と思ったりする。