『騎士団長殺し』第2部遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

村上春樹の『騎士団長殺し』の第2部も読み終えた。やはり私にはとても面白かった。読み終えるのがちょっと残念なくらいだった。
いろんな解釈が出来るなあ、、って思った。イデアとメタファーの意味について、すごくいろいろと考えこんでしまった。やっぱりもう一度ちゃんと読み返さないとダメみたいだ。
騎士団長を殺したって事は、イデアの再生について考えさせる物語なのかなあ、、って思ったり。でも、読む人にとっていろんな解釈ができる物語なのかな、とも思う。後半はちょっと不思議の国のアリスのようでもあった。不思議の国のアリスも、読む人によっていろんな解釈ができるお話だったと思うけれど、『騎士団長殺し』もそんな気がする。
愛の再生?とも思えたし。
最後に東日本大震災が出てきたところもすごく象徴的な出来事な気がして。それをどう捉えるのかは読者次第な気がする。