容疑者Xの献身

近所のTSUTAYA、金曜日に限って、新作を一泊二日の値段で三泊四日で借りれるという花金サービスをやっている。今回、その花金サービスを利用して、新作の『容疑者Xの献身』を借りてきた。言うまでもない、フジテレビでドラマ化されたガリレオシリーズ。その中でも、『容疑者Xの献身』は、原作がこのミスの年間ベストテンで1位になっていた作品。
これを見て、なつかしい推理小説の名作を思い出した。
樽 (創元推理文庫 106-1)

樽 (創元推理文庫 106-1)

最後の謎解きを見て「そうか〜。そういうことだったのか!」と驚きつつ、そのトリックの手法が『樽』でやっぱり感心したトリックを思い出させてくれたのだ。
『樽』は、私が読んだミステリーの中でも、ベスト3にはいる名作ミステリー。高校時代、どうしても読むのを途中でやめられなくて、明け方まで読んで翌日ふらふらになりながら学校へ行ったという思い出の作品。本当に、ものすごく面白かった。
容疑者Xの献身』のどこがどう似てるかというと、根本的な引っかけ方が、ちょっと樽を思い出させてくれる、というかその程度のことなんだけど。根っこのところが似ているという感じ。(ネタバレにならないように説明するのは難しい、、。)
容疑者Xの献身』は、さすが、このミスで1位になっただけのことはある、推理小説として素晴らしい出来だった。映画は、やはり堤真一の演技力が素晴らしかったなあ。清洲橋を見るたびに、堤真一のことを思い出しそうだ。