ソチ五輪


オリンピックのジャンプラージヒルと団体には、本当に感動した。“感動をもらいました。”っていう言い回し、なんだか陳腐で嫌いなんだけど、でも、41歳の葛西選手の活躍には、他に言葉が見当たらない。まさに感動をもらった。ジャンプ競技を見るのが好きで、葛西選手はアルベールビルからずっと見てきた。長野の団体メンバーに葛西が選ばれなかった時もビックリしたし、その後、ルール変更、スキー板の長さの変更、いろんな事を見てきた。北海道の不景気で、ジャンプのチームがどんどん無くなっちゃったり。本当に厳しい時代を過ごしてきたこと、ずっと見てきた。ヨーロッパのジャンプ週間、ワールドカップも見るのが好きで、jsportsでよく中継を見てたんだけど、ずっと長く続いた日本の低迷期、日本人選手なんてほとんど出場すらしてなかった時期もあったし。出てても一人くらいで、それも決勝に全然残れてなかったり。“もう、日本のジャンプはダメになっちゃったのかな”なんてあきらめてた時期もあった。まあ、ジャンプ自体好きなので、日本人選手が出てなくても、ジャンプの中継はずっと見てきたけど。もう日本人出ないの当たり前、くらいな感覚だった時期もあったなあ、、

それが、だんだん伊東や葛西を見かけるようになってきて。そして、今シーズン、久々の葛西のワールドカップ優勝を見て、その時はものすごく感動した。嬉しかった。もう、これでオリンピックダメでもいいよ、、と思ったくらい。でも、その今シーズンの好調さをそのまま持ち込んでの葛西の銀メダル。素晴らしかった。それに、葛西が表彰台でとても嬉しそうなのが、こっちまで嬉しくなっちゃって。オリンピック見て涙が出るなんてほとんどないんだけど、ラージヒルの銀メダルの瞬間、他の選手と抱き合って喜んでる葛西の姿に思わずうるうるきちゃった。涙腺弱くなってるしね。葛西自身がすごく喜んでる様子が、本当に嬉しくて。そして、団体では、今度は涙を見せる葛西の姿にまたじ〜んときちゃった。あきらめないで努力し続ければ、夢をかなえる事ができる人もいる。その姿を見せてくれたよね。ただ、41歳で、20歳そこそこの世界レベルの選手たちと闘っていくには、どれだけ努力して、どれだけ節制して、どれだけのトレーニングをしてるんだろう。想像しただけですごい。ただただ尊敬してしまうよ。
カーリングは惜しかったなあ。あと1歩で準決勝進出できたのに。でも、ぎりぎり最後に五輪にすべりこんだ日本チーム、よくここまで頑張ったと思う。4敗になった時は正直あきらめムードだったのに、そこからスイス中国を破って、あと1歩のところまで頑張った。ママになっても頑張る小野寺スキップ。是非次の五輪でも頑張って欲しいな。他の国の選手同様、長く続けてくれたら、、って思う。
その他、スキーアルペンのスーパー大回転はやはり見てて楽しいし、あと、クロスカントリーの男子のリレーもとっても面白かった。あのロシアの驚異のがんばり、すごかったし。プーチン大統領も観戦に来てたから、それだけロシアとしても期待の種目だったんだろうね。クロスカントリーって本当きつそうで、終わった瞬間選手がみんな倒れ込んでるのがすごいなあって思った。限界ぎりぎりまで頑張ってる感じがすごく伝わってくる。