アガサ・クリスティー 奥さまは名探偵~パディトン発4時50分~ [DVD]
- 出版社/メーカー: ファインフィルムズ
- 発売日: 2011/05/03
- メディア: DVD
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フランス版アガサクリスティと言えば、この映画主演のカトリーヌ・フロとアンドレ・デュソリエが同じく夫婦で主演の“奥様は名探偵”シリーズ第一弾、“親指のうずき”のフランス版がとっても面白かったので、この作品もきっと面白いに違いないと思って見てみた。
ストーリーはこんな感じ。
夜行列車に乗ったベレスフォード大佐の叔母のバベットは、ベレスフォード夫妻の家に向かう。夜、車中でふと目を覚ましたバベットは、併走する別の列車で起きた殺人事件を目撃する。バベットは車掌に伝えるが、夢を見て寝ぼけていたのだろうと相手にされない。翌日、プリュダンスに出迎えられ列車から降りると、バペットは開口一番、犯罪を目撃したと伝える。しかし、新聞に事件の記事の掲載は見当たらない。退屈な毎日に飽きて刺激を求めていたプリュダンスは、犯罪捜査に心が躍り始めるのだった。
そう、結構はしょってるけど、中身はクリスティ原作にある程度忠実。おばさんから、併走する電車の中で起きた殺人事件を見た!と聞いたベレスフォード夫人。ミスマープルだと知り合いのスーパー家政婦に潜入調査を依頼するんだけど、こっちは自分で家政婦にばけてもぐりこんじゃう。カトリーヌ・フロって大好きな女優さんなんだけど、この作品でもその魅力満載。原作よりかなりコメディ色を強くして、ついつい笑いながら楽しめる、そんな作品に仕上がっていた。とても面白かった。またカトリーヌ・フロでクリスティ作品を映画化してくれないかな。実現すると嬉しい。ただ、この作品。日本では劇場未公開だった。こんな面白い作品なのになぜ?今はフランス映画っていまいちはやらないのかなあ。